ホーム > スポーツにおけるケガの治療 > 膝・下腿の治療

膝・下腿の治療

オスグッド病

オスグッド病 オスグッド病とは、主に成長期の子供に発症するスポーツ障害として認知され、主に成長期の子供に多く発症する事から、成長痛と認識されるケースも多々ありますが、オスグッド病は、厳密に言うと成長痛とは異なることを把握しておく必要があります。
 
症状
  • 運動時に強い痛みを発症する
  • 膝の下部に腫れがみられる
治療法
オスグッド病の治療は、炎症が強く、痛みが激しい場合のみ非ステロイド系抗炎症剤を用いる場合もありますが、基本的には炎症状態が治まるまで安静を保つ自然治癒力を主とした治療を行っていきます。

シンスプリント

シンスプリント シンスプリント障害は、マラソン選手や陸上競技のランナーなどでよく見られる、下腿内側に位置する脛骨の下方1/3に痛みが発生するスポーツ障害です。骨折した時のような激しい痛みではなく、鈍痛なのが特徴で、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれています。
基本的に体を動かすどの運動においても、十分な筋力の整っていないうちからいきなり激しい運動をした際に起こり得るものです。
 
原因
  • 悪いランニングフォーム
  • 足に合わない、クッション性のないシューズ
  • コンクリートでの走り込みやトレーニング
  • 筋肉の酷使
  • 筋力不足、柔軟性不足
  • 扁平足、回内足
治療法
第一に足を長期間休めること重要です。休んでいる間はスイミングやエアロバイクを使ってコンディションをキープしてください。これは、長期間の休養によってコンディショニングができていない状態で練習を再開すると痛みが再発する可能性があるためです。
やむを得ず休むことが出来ない場合、足を使った後は入念にストレッチをし、患部に15分ほどアイシングを施します。10分程のアイスマッサージも効果的です。運動時以外にも行うとよいでしょう。走り方の改良により快方に向かうこともあります。
症状が軽くなったと思い、すぐに運動などをすると症状が再発しますのでご注意ください。

靭帯損傷

靭帯損傷 靱帯損傷は、脱臼などの関節障害によって引き起こされることが多いと言えます。
靱帯は関節を構成する骨と骨を結び付けるようにして存在していますが、脱臼で関節を構成する骨が引き離されると強く引っ張られて伸びてしまうのです。靱帯はゴムのような働きを持っていますが、必要以上に引っ張られるとゴムと同じく強度が落ちてちぎれてしまうのです。また、靱帯の伸縮を繰り返す動作を長時間行うことも靱帯損傷の原因になりますので注意してください。
 
原因
主に膝の過度な外反が作用した時に起こります。また、過度の外反に加えて回旋運動が加わると前十字靱帯損傷を合併し、重症となる場合もあります。 具体的には、野球、バスケットボール、サッカー、スキーなどスポーツによる捻挫に多く見られます。
治療法
手術をせず特別な装具を装着してリハビリを行い、靭帯が修復する場合があります。ただし、「靭帯の損傷の部位が上端のみであること」「受傷後すぐに装具を装着すること」「治療期間中の角度制限などをきちんと守ること」など、いくつかの制約があり、これを十分守っても修復が得られない場合も少なくはありません。
手術をする場合、体の他の部分から代わりになる腱を採取し、前十字靭帯の場所に植え込む「靭帯再建」手術が行われます。

半月板損傷

半月板損傷 半月板損傷は、痛みを感じにくい性質があります。そのため、歩行時などの膝を使った時に感じられる違和感が発見の目安となります。半月板損傷の症状としては、膝関節への半月板の嵌入による激痛や歩行困難があります。症状が重度になると、膝を中心に関節炎や水ぶくれや血腫が発生するようになります。場合によっては筋力の低下や変形性膝関節症の原因になります。
 
原因
半月板損傷は膝の捻りに大きな原因があります。
膝は、縦方向への屈伸を前提とした構造を持っていますが、横方向への捻りはあまり考慮されていないと言えます。そのため、着地した際に膝を捻った状態にしていることなどで半月板に損傷が生じてしまうのです。また、スポーツ障害としては柔道などの格闘技で膝への関節技を受けることが原因となる場合があります。
治療法
大きく分けて手術治療と保存的治療の2つが、半月板損傷の治療としてあげられます。
保存的治療とは、手術治療をせずに治療を行うことです。半月板を損傷してから2週間以内の新鮮な損傷の場合、半月板辺縁1/3部の血行の良い部分で若い人の場合は、小さな断裂や剥離は癒合して治癒しやすいため、2週間程度、膝を固定することにより徐々に活動することができます。
一方、痛みやロッキングがみられ膝の伸展制限や液体貯留が見られるような場合、あるいは保存的治療で改善が見られない場合などでは手術による治療が必要となってきます。

足関節捻挫

足関節捻挫 一般的に「捻挫(ねんざ)」と言われているケガのことです。歩いている時につまずいたり、運動時にジャンプした後に足首が不安定な状態で着地してしまい受傷したり、着地時に相手選手の足を踏んでしまい受傷したりします。バスケットボールなどで起こりやすい障害といえます。
 
治療法
受傷した場合は、まずRICE処置を行ないます。
損傷した靭帯に対して物理療法を用いて炎症を抑制・軽減させる治療を行なうと共に、症状によっては包帯固定やテーピング固定を施したり、固定具を使ったりします。また、経過観察をしながら足関節の可動域や筋の柔軟性を高めるために手技療法・運動療法を取り入れていきます。
 

アキレス腱断裂

アキレス腱断裂 アキレス腱が断裂した後の足は他の腱の働きで足先を足首側に曲げることは出来るものの、爪先立ちをすることが出来なくなります。痛みは断裂した瞬間と、腱のあった部位を触った時などに強く起こります。
アキレス腱断裂を起こすと、「バツンッ」というような耳で聞き取れる程度の音が発生します。アキレス腱が断裂した後のくるぶしには凹みが見られ、指先で押すと沈むようになってしまいます。
 
原因
アキレス腱は、ふくらはぎから踵に掛けて存在している腱で、足首から先を動かす役目があります。足は、歩行の際に最初に地面に接する部位であるため、繊細な重心制御を行う役目を持っています。この足の機能に大きく関わっているアキレス腱が急激な伸縮を行うなどして強い力がかかることによって、断裂するのがアキレス腱断裂なのです。
スポーツ時は特に急激な動作を必要とする場面が多く、発症する可能性が日常生活よりも高いと言えます。
またアキレス腱炎になっているにもかかわらず「少し痛むくらいだから我慢」といって、放っておくとアキレス腱断裂につながるケースが多くあります。少しでも違和感を感じたら当院へご相談下さい。
治療法
アキレス腱断裂の治療方法には手術によりアキレス腱を縫合する方法と、ギプスや装具でアキレス腱が自然治癒するまで足関節を固定する保存療法の2つがあります。
手術療法と保存療法のいずれにおいても、合併症さえ発生しなければどのような治療方法が行われても長期的に見れば機能的に両群間に有意差はなく良好であると言われています。

成長痛

成長痛 成長痛は体が成長期に差し掛かった際に多く見られる症状です。
骨が伸びる(骨端線)ために必要な細胞が密に詰まっており、そこから骨が伸びていきます。頑張って伸びよう伸びようとする骨の端に無理な負荷(ストレス)が加わる場所でもあるため、痛みを引き起こします。
成長痛の中でも一番多いのがオスグット病です。
 
症状
  • 膝下がはれ上がってきた。
  • 自転車をこぐと痛い
  • 走ると痛い
  • 正座が出来ない
治療法
整体治療を主として痛みを和らげていきます。
通院の目安としては、程度にもよりますが大体3~4回位が一般的です。また、期間は2~3週間くらいとお考えください。1、2回の施術で良くなる場合が多いですが、再発させないためにもしっかり治療することをお勧めします。
練習は一週間程度休むのが理想ですが、どうしても休めない場合は練習をしながらの通院でも問題ありません。