ホーム > スポーツにおけるケガの治療 > 肘・手の治療

肘・手の治療

手関節捻挫

手関節捻挫 手関節捻挫とは、ボクシングや空手などの競技で、パンチや突きなどにより手関節を痛めてします障害を指します。
手関節捻挫は、日常的に発生頻度の高い捻挫でありながら、骨折や脱臼などに比べて軽視され、固定処置などがおろそかにされがちな傾向があります。しかし、この「ちょっとひねっただけ」と外傷を甘くみると実は月状骨の亜脱臼になっていたりと、後に思わぬ障害を誘発させることがありますのでご注意ください。
 
症状
  • 手首に違和感
  • 手首や肘の痛み
治療法
長母指伸筋腱の断裂が生じた場合、まず母指伸展位で40日程固定します。その後は、低周波やマッサージを施行して患部の代謝を高めながら経過を観察します。個人差はありますが、8ヶ月から1年程で自然治癒します。

野球肘

野球肘 野球肘は、投球動作の繰り返し(積み重ね)によって起こる肘の痛みのです。正式な医学的名称は上腕骨内側上顆炎といいます。一般に野球の投手に多く見られ、症状は投球のリリースの際に肘に激しい痛みを覚え、投球を困難にさせます。一球で野球肘になることはなく、長期間に渡り正しくないフォームでの投球や過度の投球によって起こります。
野球肘は、別名、リトルリーガー肘、リトルリーガーエルボー、ベースボール肘、ベースボールエルボーとも呼ばれます。
 
原因
主な原因として、基本的に投球フォームに無理があることが考えられます。フォームの欠点は人それぞれですが、多くの場合投球のリリースの際に上体が開いている(正面を向いてしまっている)ことにより、肘が体から遠くを通り、肘にかかる負担を大きくしていることが挙げられます。
治療法
主な治療法として、電気治療や温熱治療などがあります。また体(肩周りの筋肉や股関節)の柔軟性を高めることによって快方に向かうこともあります。また、一時的にキネシオテープを貼ることによって、痛みを和らげる方法もあります。体の筋力アップをはかり、肘にかかる負担を和らげることも出来ます。
しかし、根本的な解決方法として、もっとも有効なものは投球フォームを改良することでしょう。

テニス肘

テニス肘 テニス肘は、テニスなどのラケットを使用するスポーツをする人にみられる肘や前腕に痛みを訴える症状のことです。テニス肘は、上腕骨外側上顆炎または上腕骨内側上顆炎のことで、手関節を伸展(背屈)したとき、あるいは伸筋が緊張するときに痛みが生じます。
上腕骨外側上顆炎はバックハンドストロークで発生するため、バックハンドテニス肘と言います。
これに対し、上腕骨内側上顆炎はフォアハンドストロークで発生するのでフォアハンドテニス肘と言います。
いずれも使いすぎ障害で、初心者や筋力の弱い中年の女性(40-50歳)に多い障害です。
 
原因
バックハンドストロークでボールを正確に捉えられず手首の力で対抗すると、手関節の伸筋やその付着部位に負担がかかります。その結果、筋の変性や骨膜の炎症などが発生する原因となります。
治療法
なにより患部を安静にすることがとても大切です。また、患部の冷却・サポーターの使用により患部の炎症を抑えることも大切です。
回復後は、正しく技術を習得する、より適したラケットに変更するなどの再発防止策が望まれます。

ゴルフ肘

ゴルフ肘 肘の関節部分の内側(上腕骨内側上頚部)に痛みを起こす症状をゴルファーに多いため、これをゴルフ肘と言います。
ただしゴルファーの場合は、スイングしたときに外側に痛みを感じることもあるため、痛む場所の内外関係なくゴルフ肘と呼ぶこともあります。
 
原因
ゴルフ肘で痛みが起こる上腕骨内側上顎部は指や手首を曲げる筋肉群の付け根にあたる部分です。
これらの筋肉群はいずれも身体の中でよく使われる部分で、過度の負担(スイングなど)が、加わりやすく筋肉や腱に細かな断裂が起きたり、骨の表面や靭帯などに炎症を起こしやすくなります。
また、ゴルフ肘で一度炎症が起こると毎日使う部分でもあるため炎症がなかなか治りにくくなります。
治療法
ゴルフ肘では、しばらく肘を安静にして消炎鎮痛薬の湿布や軟膏を使用して、全身への影響が考えられる経口の消炎鎮痛薬の服用はできるだけ避けるのが原則です。ゴルフ肘は指を曲げ伸ばしする筋肉、手首を反らせたりする筋肉に過度に負担がかかって炎症が起こるものです。炎症が起こっている部分に対してのみ、局所的に治療を行えば、体のほかの部分への副作用を心配しなくてよいでしょう。